さては……?

 昨日、実家に母の昔からの友達が札幌から来ました。
 その母の友達(Sさん)は、今年の2月の末に、
 自身に癌が見つかり、その治療のため持ち家も手放すことし、
 娘さん2人がいる札幌に、3月に引っ越して行きました。
 急だったのでその時は、母も私も悲しんでいました。


 その2カ月後に、今度は私の父が癌だとわかり、
 そのことを報告すると、Sさんも家が売れた事もあり、
 こちらに旦那さんと来た際に、実家に寄ってくれて、
 逆に父が励まされていましたね。


 Sさんも、つらい抗がん剤治療をし、父の葬儀の時は
 「外出禁止令」が出ていて列席できず、
 昨日一人で来てくれました。


 Sさんが、午後9時過ぎに
 「眠たくなった〜」
 というので、2人は寝たそうです。
 すると、Sさん夜中に
 布団の足元からスーーーっと立つ影が見えたと言うんです。
 そして、またスーーーっと消えていく……
 Sさんは少し恐くなり、母の顔を見ると、
 母はスヤスヤ気持ち良さそうに寝ていたそうです。


 きっと、きっと、父ですよね。
 Sさんに、
 「ありがとう、来てくれてありがとう」
 とお礼に来たのだよね。
 だって、病名は違うにしろ、癌は癌。
 辛さは父が一番よくわかっているもんね。
 そう思うことにします。



 ナナ:「ボクはじいちゃんが何処にいるか見えるチュチよ」



 キロ:「キロも見えるでしゅよ、ボクがママの所にいってるとき
     ソラの傍に行ってるでしゅよ」



 ソラ:「なんだ、みんな見えていたんだね」


 
 りん:「え〜マジぃ! どこどこチュピ〜」
 ナナ:「りんはガブばかりじいちゃんにしていたからなぁ」



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