ボンデ君の災難


 ボン:「ナナ兄さーーん、ナナ兄さーん」
 ナナ:「誰かボクを読んでるチュチ」



 ナナ:「ボンデ君、どうしたんだい」
 ボン:「ボク、怖いし動けないんです」
 ナナ:「えっどうしてチュチ」
 ボン:「聞いてくれるのですかー」
 ……と経緯を話し出すボンデ君。



 ナナ:「それは怖くて、辛かったチュチねーーー」
 とボンデ君を抱きしめながら頬擦りするナナ。



 ナナ:「ボンデ君が動けない原因はこれチュチ」
 タイヤが3本ない。
 残りの1本もはずれかけている、チョロQなのに。



 ナナ:「りん、君がやったんでしょ」
 りん:「あたしは知らないチュピです」
 ナナ:「ママに言ってオヤツ減らしてもらうチュチよ」
 りん:「……」



 ナナ:「これで平和になるチュチよ」


 外されたタイヤは見つからないんです。
 掃除する時に、黒いワッカはなかったですから、
 多分、咥えてどこかに持って行ってしまったのでしょうね。




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