安らかにお眠りください……

 今日は会社のOさんのお通夜に参列してきました。
 連絡を受けたのは、昨日の午前中……
 元部下だった子からの電話。
 泣きながら電話をかけてきたので、すぐにわかった。


 Oさんは私より3歳年上で、一時期、私の上司だった人でもある。
 仕事は何でもバリバリこなし、そして温厚で怒った姿を見たことがない。
 いつも笑顔だったなーと今になって思う。


 その何でも出来る才能をかわれたのか、経理の仕事も覚え苦労はあったと思うが
 そつなくこなしていたと思う。


 会社に仕事を取りに行くと、いつも笑顔で出迎えてくれた。
 (私は正社員→パートを経て→在宅ワークしてます)

 が、新年になって会社に行くと社長が
 「いやーOさんが、年末に病院行って検査受けたらそのまま入院になって、
  大変なんだ」
 と話してくれた。


 Oさんは、腕のしびれや、呼吸が少し苦しくなったのでおかしいと思い
 会社の近くにある日赤で診察を受け、肺炎で即入院になった。
 ICUに入れられたらしく、3週間くらいで退院できるかなーという噂を
 聞いていたんです。
 一度、一般病棟に移ったとまでも。


 そして今日の通夜に行って初めてきいた言葉(病名)


  「ケンビキョウテキ……カンエン」


 1回言われただけでは何だかわからない……
 だから、さっき調べてみた。
  ケンビキョウテキって何?



 「顕微鏡的多発血管炎」


 これかなーと思った。違うかもしれないけれど、
 難病の一つと書かれており、症状が似ている。
 発見が早ければ、もしかして……
 と思ってしまう。


 先週の水曜日に私は夢の中でOさんに会っている。
 私は一度その場所を通り過ぎたのだけど、Oさんに気づき、


 私:「あー、Oさん退院したんですか? もう大丈夫なんですか?」
 O:「うん、だいじょうぶ、だいじょうぶ……」


 といつもと変わらない笑顔。
 椅子にすわっていたのだけ覚えている。 


 そんな短い会話を夢の中で交わしただけ。


 なんか胸騒ぎしたけど、何も連絡こなかったし、
 やはりただの夢だった、良かったーと思っていたのに。
 月並みな言葉しか出てこないのですけど
 きっと闘病で苦しかったと思うから


 「どうぞ、安らかにお眠りください……」


 としか言えません。


 これから、こんな悲しみにいくつ耐えていかなければならないのだろう。
 そう思うと、また悲しくなるけれど、命ある限り
 精一杯生きて行かなくてはならないと思った。