痴呆症の疑いか?

 夕方、薄暗くなってきて、私の右肩に乗っていたのは
 ナナだと思って話しかけた。
 すると、それはよく見るとりんだった。
 私は、
 「ナナぁ? ナナ!」
 と呼んでみたが返事がない。
 変わりにりんが返事している。
 ナナは遠くにいても、必ず鳴いてくれるのに。
 りんが、いつもより大きな声で鳴いている。
 ナナを探しに行こうと立ち上がった瞬間、
 ナナが私の首と髪の毛の間にピタッと張り付いて寝ていたのを
 思い出した(笑)
 ナナからしてみれば、
 「寝ぼけているチュチかな……」
 と思って寝ていただろうし、
 りんからしてみれば、
 「マジで言ってるの? ナナたん、ここにいるじゃん」
 と必死に教えていたのだろうな。

 りん:「ママはボケたチュピですか?
     ゴハンが貰えなくなったら大変チュピです」
 ナナ:「大丈夫チュチ、ボクが働きに出るチュチよ」