今日の茶道の稽古は、炭点前の後、「利休忌」が近いということで供茶をして皆で一礼した。
利休忌とは茶道を大成した千利休が天正19年(1591)2月28日に自刃されたのを偲び、お茶をお供えし、利休が最後に見たという菜の花を飾る習わしがある。(今日は似たような花で代用)
お薄を点てるのだけど、先にお湯を入れてひと尺半抹茶をフワッといれて、終わりなんです。
茶筅でシャカシャカかき混ぜないんです。どうしてかわからないけど……
そのあと「廻り花」「茶カブキ」というものをやるですが、今の季節特に北海道では茶花を集めるのが大変なので、「茶カブキ」をやりました。
「茶カブキ」って何?
と思う方多いと思います。簡単に説明すると、
★茶名のわかっている濃茶を2種類飲む。
1番目の茶を「上林(かんばやし)」、2番目の茶を「竹田(たけだ)」とよばれている。
この2つのお茶の味や色、香を覚えておかなくてはいけない。
★そのあと本茶(テストみたいなもの)が始まる。先の2種類のお茶プラス「客」が持ってきたお茶を飲む。
要は全部で濃茶を5回いただくわけです。
★まず本茶の一服目を飲み、それが「竹田」と思ったら、その紙を最初の箱に入れるんです。
それは執筆という人の所に運ばれ、用紙に記入される
★本茶の二服目を飲んで、先程と同じことを繰返す。
だから、後で最初と最後が逆かもーーと思ってももう変えられないんです。
「上林」「竹田」「客」がランダムに点てられるから、まだ飲んでない「客」の茶が本茶の一番目に出されたのを当てた場合は、スゴイということになります。
もちろん、お点前をする人も、同じ濃さで5回濃茶を点てなくてはならないのです。
実はその役、私でした。(だからダメだったのかな)
今回は3つとも当てた人はいませんでしたが、たまにしかやらないので、順序すぐ忘れてしまいます。
こんな説明でわかったかなー?
もし、茶カブキに招待受けたら、たくさんお茶を飲むので空腹時には十分気をつけて下さい。
甘いお菓子も先に食べると、茶の味がわからなくなるので、始める前にオニギリを食べて皆で気合いれてのぞんだのですけどね。
まあ、こんな時もありますね。
今日は、甥のマサシの小学校の卒業式。卒業おめでとう、マサシ!