翌朝、ルークの部屋に行くと、ルークが自ら出迎えてくれた。
友人と朝風呂に入り戻ってみると、朝食を全て吐いたと母が言う。
また5時間くらい何も食べさせられないのかと思ったが食欲はあるようだ。
ルークは、皆を喜ばせるために、必死に元気を装っているのかと悲しくなる。
ななも、ルークが元気になったのかと思い込み、背中にちょこんと乗ったりもした。
チェックアウト後、車の中からルークは窓ごしに景色を眺めている。温泉の近くに住む弟のお嫁さんの実家に寄り、昼食をご馳走になり、高速に乗り夕方4時頃自宅に着いた。