ちょっこりはん

 今日の午後、ナナが救急箱の取っ手の所に
 チョコンと乗っていました。



  私:「ナナ、そこに乗って可愛いわね。
     ちょっこりはんって名付けるわ」


 この取っ手の右端に遠慮がちに乗っている姿が
 何とも言えないくらい可愛くて。




  りん:「ちょっこりはん? 何か似たような名前を
      聞いたことがあるチュピ
      アタシも隣に行ったら、ふたりで可愛いわねーって
      ほめられるチュピね」


 勢いよくナナの横を目指して飛んでいったりんちゃん。
 取っ手を壁側に倒して、ナナまでいなくなってしまった。
 まるでドリフのコントを見ているような感じでね。




  ナナ:「りんは、加減というものが全く身に付いて
      ないチュチなんだ!」




  りん:「ナナたん、ごめんチュピ。
      最近、近くの物にピントが合わなくて……」
  ナナ:「気にしなくていいチュチだよ。
      お蔭でボクは違う能力が身に付いたから」
  りん:「やっぱり怒っているチュピね」



  りん:「これで機嫌なおしてチュピ」
  ナナ:「カキカキすれば大体は許してもらえるってことは
      学習したチュチだね。」




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