元気ない顔が出来ない

 私の体調が悪かったり、
 何か悩み事があって、気持ちが沈んでいる時
 どんなに、前向きに頑張ろうと思っても
 心はそれを上回れなくて……


 そんな私をいち早く察するのはナナ。

 私もそれを分かっているから、ナナとりんには
 明るく声かけしたり、少しふざけてみせたり。


 でも、なんかわかっちゃうんだな。



  ナナ:「ええ、ボクはもう12年の付き合いチュチですから」




  りん:「アタシも8年だけとわかるチュピ。
      だからりん的励ましをするのよ」
  ナナ:「りん、キミのはボーリョク?」


 そうなんです、りん。
 そんな姿を見せようものなら、首の周りをガブガブ
 私が大きな声で怒るまでガブし続けるの。
 最初は機嫌が悪いだけだと思っていたけれど、
 私が「痛い、やめてよ、りん!」
 と言うと、
 羽をバタバタさせて、ジジジジジと叫ぶ。
 そう、キロを見送る時にとった行動。
 必死に励ましてくれているんだな。
 もう、本当に愛情表現が
 分かりずらいりんちゃんです。
 でも、人間にも居るね(笑)



  りん:「わかってもらえればいいチュピよ
      好感度下がると思って心配したわ。」 




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