ちょうど1週間前……(義父の葬儀 1)

 先週の日曜日、9時頃に庭に出て、終わりかけの薔薇の
 花柄摘みをしていたら、病院の当直医から電話が来て、
 「今日、容態が思わしくないので……」
 という連絡があり、やりかけた作業を終らして病院に行こうと
 思っていたら、10分ほどして、看護師さんから、
 「血圧が……」
 と言われ、みんなですぐに向いました。


 昨日、義父は暑いといって、団扇を自分で扇いでみたり
 体は辛いだろうけれど、まさか今日こんな形で呼ばれるなんて
 思ってませんでした。


 病院に着いたら、先生の処置が良かったのか、
 血圧が安定してきて、義母が一度家に帰りたいと言ったので
 夫に送らせました。


 先生は、ずっと付いている必要はないが、いつでも連絡が
 取れるようにしてほしいと言い、病院に泊り込む覚悟をしていました。


 夫が病院に戻り、私はモニターをずっと見ていて、
 血圧が下がり始めていたので15時頃、母を呼びました。
 これまた不思議なもので、呼ぶと血圧が安定し、
 義母が話の流れで、
 「実家にナナとりんを預けておいでー」
 と言い、私一人で行こうと思ったのですが、
 夫も連れて行け、その方が早く戻ってこられるからと
 一時帰宅をして、ナナたちをミニハウスに入れ実家に向いました。
 

 「ナナ、りん、おばあちゃんのうちで、お利口にしていてね。
  今日はタイタイしているおじいちゃんの看病するから
  おうちに帰れないかも知れないからね」


 そんなことを話しかけながら実家へ。
 もう少しで実家というところで、義母から電話。
 容態が悪化してきたから、急いでねと。


 病院へついて、ドアを開けたら泣いてはいないけれど
 放心状態の義母が!
 「たった今……」
 みたいな感じでした。
 まだ少し心臓は動いており、
 私達が病室に入ってから、先生が時間と臨終を告げました。


 私は自分の父親が亡くなった時のことを思い出し
 夫に
 「ごめんねー、お父さんをきちんと看取らせてあげられなくて」
 と謝りました。


 義母は電話をして病室に戻った時点で、みるみるうちに顔の色が白くなって
 声かけても応答がなく、スーッと安らかに眠るように逝ってしまったよ。
 午前中にちゃんとお別れしたから、それで大丈夫だよ。


 本当に亡くなる時間がわかっていたのなら、
 無理してナナとりんを連れて行く事もなかったのに……
 ナナは一度帰宅をしたとき、風通しの悪い玄関で
 ひとりで待っていたんです。
 もしかして、ナナの所にお義父さんが会いにきていたのかも
 しれませんね。


 義父が亡くなった事に実感のない私達は、形式的に
 葬儀会社に連絡して、義父を連れて19時半頃自宅に戻ったわけです。


 枕経をあげにお坊さんがやってきてくれて、
 その後、葬儀会社の人と簡単な打ち合せ。
 翌日通夜の予定でしたが、そうなると夜通し葬儀内容や
 詳細を決めなければならないし、義母の体調を考えて
 1日開けました。


 もっと簡潔に書こうと思ったけれど、文章の才能がないので
 どうしても長くなってしまいますが、記録として残したいので
 2、3日似た様な記事が続くかも知れませんが、
 興味のある方はおつきあいくださいませね。



 義父が亡くなる日の朝、ナナは水浴びをしていました。

  ナナ:「暑くなる前に、サっと浴びておくチュチ」



  りん:「本当にナナたんはよく浴びるチュピね」



  ナナ:「きっと明日から忙しくなりそうな気がするチュチだよ」


 ナナ、りん、実家のキロ、ルルもみんな元気にしてますよ。





にほんブログ村