将来は大物になれる?


  りん:「キロとクラ何しているのかしら?」



  りん:「何も珍しいものはないチュピね?
      暑さでおかしくなった?」




  クラ:「しょうじきものにしか、みえないんでしゅよ」
  キロ:「りんちゃんに見つからないようにしようでしゅ」



  キロ:「クラはあっち行くでしゅよ。
      これは大人が遊ぶものでしゅから」
  クラ:「これはクラがおばしゃんにもらったんでしゅよ」


 小さなマスコットについているタグをカミカミしている2羽



 喧嘩していると思い、指導しに来たナナ校長。


  ナナ:「すでに遅かったチュチ……」






  クラ:「やったでしゅよ、クラがはずすのに
      せいこうしたれしゅよーーー
      しょーらい、おおものになれるかもでしゅよ」




 クラ、これでしばらく遊んではどこかに落とし、
 自分で探して見つからない時は、私の肩にのって口元を見るんです。
 私がタグを口でくわえていたもんだから、
 いつもあると思うらしく

  「タグさん、かくしてましゅよね」
  「さがしてクラしゃい」

 みたいな顔してお願いにくるんです。
  そのたびに私が絨毯の上を這って見て回り、
 クラに渡している私って??
 可愛いから言いなりになってしまうのですよ。
 

 もしかして「インコ語?」がなんとなくわかる私も
 将来大物になれるかしら? 



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